2023年度 情報処理学会関西支部 定期講演会
『量子コンピューティング技術とその応用』

2023年度 情報処理学会関西支部 定期講演会を下記の通り開催致します。
 

近年のデジタル技術の発展にともない、コンピュータの性能向上には大きな社会的期待が寄せられています。特に注目を集めている「量子コンピュータ」は、従来のコンピュータよりも高速な計算が実現可能であり、組み合わせ最適化や新薬や素材の開発、高精度なシミュレーションといった様々な応用が期待されています。今回の講演では、量子コンピューティングの研究分野において、最前線でご活躍されている研究者を講師としてお招きし、関連技術と各分野への応用について、最新の研究成果を交えつつご講演いただきます。

皆様方の多数のご参加をお待ち申し上げます。
 

情報処理学会関西支部 支部長 岡部 寿男

情報処理学会関西支部 定期講演会 概要

日時 2023年11月22日(水) 14:00〜16:30(受付開始 13:30〜)
場所

オンライン開催

テーマ 『量子コンピューティング技術とその応用』
プログラム
13:30〜
受付開始
14:00‐14:10
オープニング
14:10‐15:10

セッション1

量子アニーリング技術とその応用


神戸大学 太田 能 先生

太田 能先生

量子コンピュータはゲート型と量子アニーリング型に大別される。後者の量子アニーリング型は、量子力学にもとづく現象を利用して組合せ最適化問題の求解をねらった計算機である。また FPGA や GPU といったディジタル回路ハードウェアを利用して同様の問題の求解をねらったイジングマシンと呼ばれる計算機の開発も進められている。両者をまとめて、イジングモデル方式と呼ぶ。本講演では、イジングモデル方式の解説と情報通信分野への応用について紹介する。

15:10‐15:20
休憩
15:20‐16:20

セッション2

量子コンピュータの化学への
応用を目指したアルゴリズム開発


神戸大学 土持 崇嗣 先生

土持 崇嗣先生

物質の性質や化学反応のダイナミクスを理論的に予測するためには、量子化学計算によって電子の様々なエネルギー状態を精確にシミュレーションする必要があるが、解くべきシュレディンガー方程式の計算複雑性は電子数に対して指数関数的に増加する。量子力学を基本原理とする電子状態計算は、同じ量子力学を動作原理とする量子コンピュータと親和性が高く、現在のコンピュータでは太刀打ち出来ないほど強い量子もつれを起こした物質や電子状態の計算に対して、将来大きな一手になると期待されている。本発表では、こうした化学への応用を例に、量子コンピュータの現状とこれに向けて近年開発してきた量子-古典ハイブリッドアルゴリズムについていくつか紹介する。

16:20‐16:30
クロージング
参加費
無料
定員 250名
申込方法 参加ご希望の方は、下記【個人情報の取り扱いについて】をお読み頂き同意の上、申込ボタンから必要事項を記入してお申し込み下さい。

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たくさんのお申し込みをありがとうございました。
 

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申込締切 定員に達し次第終了
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問合せ先

【一般社団法人情報処理学会関西支部 事務局】
E-mail:jimu@kansai.ipsj.or.jp

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